硬化療法|下肢静脈瘤専門サイト(済生会横浜市東部病院血管外科監修)

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硬化療法

治療したい静脈瘤の中に血管を固める薬(硬化剤)を注射して、弾性包帯や弾性ストッキングで皮膚の上から圧迫して静脈を閉塞させる治療法です。
比較的細い静脈瘤(側枝型静脈瘤や陰部静脈瘤、網の目状静脈瘤など)に有効です。

硬化剤の種類

硬化剤には3種類(洗浄性硬化剤、浸透性硬化剤、化学的硬化剤)があり、作用メカニズムがそれぞれ異なります。日本で主に使用されているのは洗浄性硬化剤のポリドカノールです。もともと局所麻酔剤として開発されたため、注射するときに痛みがほとんど無いのが大きなメリットです。静脈の太さに合わせて、適切な濃度のものが使用されます。

硬化療法の実際

静脈瘤に硬化剤を注射した後は、ガーゼを丸めたもので圧迫して、弾性包帯という伸縮性の包帯を巻いて固定します。
さらにその上から弾性ストッキングははいて頂き、しっかりと静脈を圧迫して押しつぶした状態を維持して頂きます。

硬化療法後1~4週間は注射した血管が赤く腫れてこりこりと痛みます。
これは薬で静脈が固まったもので、この後次第に吸収されて数ヶ月で消えていきます。
吸収される過程で、血管に沿って多少の色素沈着(うっすらと茶色いシミが出来る)が起きるのが硬化療法の弱点でもあります。

以下に硬化療法の動画を示します。
立った状態あるいはあしに駆血帯を巻いて、静脈瘤が膨らんだ状態で針を刺します。
その後、硬化剤(現在は空気と混ぜ合わせて泡状にして注射する方法が一般的です)を注射します。
青い静脈に薬が注入されてだんだん薄くなっていくのがお分かり頂けると思います。

硬化療法治療動画

写真は左から、注射前、注射1週間後、注射4ヶ月後です。
1週間目では血管が赤黒く腫れていますが、4ヶ月後には比較的きれいになっています。
少し茶色いシミが残っています。

注射前

注射1週間後

注射4ヶ月後


硬化療法の合併症

硬化療法後は、瘤内(りゅうない)血栓や色素沈着などが起こることがあります。瘤内血栓は施行1ヶ月後に最もひどくなり、色素沈着は3ヶ月後にひどくなります。
しかし、半年から1年経てばほとんどは消失し、3年後にはどちらも、ほぼ完全になくなると言われています。

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